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2016-10-24 03:15

社会

警察、ISに共鳴し警察官襲撃の過激派メンバーを殺害

イスラム過激派
IS共鳴者が刃物と爆弾で警官襲撃
ジャカルタ郊外で20日、22歳の男が、警察官を大型の刃物とパイプ爆弾で襲撃する事件が発生し、警察は実行犯を射殺した。この襲撃により、警察官3人が刺され負傷した。

インドネシア当局によると、この22歳の男はスルタン・アジアンシャーで、過激派組織IS(イスラミックステート)に触発され、襲撃を実行したと見られる。警察は、この男の自宅から、爆弾の原料や実弾、そして日本刀を押収した。

インドネシア警察の報道官は、
男は他にもパイプ爆弾を準備していた。(The Straits Timesより)

としている。

テロリストとの関わり
警察によると、スルタンは2015年に数回、ヌサカンバンガンを訪問。イスラム聖職者のアマン・アブドゥラマンと接触していたことが分かっている。ヌサカンバンガンは「監獄島」として知られ、アマンはテロに関係したとして懲役9年の刑を受け服役中だ。

またスルタンは、インドネシア人でイスラミックステートと関わりの深いテロリスト、バフルン・ナイムがリーダーを務める組織のオンライングループに、定期的に参加していたことも分かっている。

イスラムの急進化を危惧
20日の警察官襲撃は、ISに触発されたと見られる事件では直近のものだ。インドネシアは、1月に発生したジャカルタ中心部でのテロ以降、厳重なテロ警戒態勢をとっているが、相次ぐIS共鳴者らが起こすテロ事件に、インドネシア社会からは、イスラムの急進化を危惧する声が上がっている。


外部リンク

The Straits Times
http://www.straitstimes.com/

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