2015-01-06 13:00
経済
2015年 インドネシアの経済展望

資源価格低迷により、経済成長率低い水準
2015年のインドネシアの経済成長率について、IMF(国際通貨基金)は5.5%であると予測している。2014年の経済成長率は5.2%であり、2009年以来の低い水準となった。(経済成長率数値は、IMF 2014年10月発表のもの)
昨年の経済成長率が低い水準となった理由として、原油価格をはじめとした資源価格の下落が続き、輸出が低迷していること、また、外資企業の設備投資が以前と比べて鈍化していることがある。
2015年も原油価格低迷の予測
原油価格は、2014年後半から大きく下落している。アメリカがシェールガスの生産量を増やしたこと、そのような背景にもかかわらず、サウジアラビアが生産量を縮小しなかったことが要因である。原油の需要は、ヨーロッパや中国などで景気減速の懸念があることから、世界的な供給過剰により今年も原油価格は低迷すると予測されている。
2015年 経済成長率はやや上昇の見通し
資源価格は低迷しているものの、IMFは2015年の経済成長率は5.5%と、2014年の5.2%と比較してやや上昇する見通しを立てている。その理由として、インドネシアは現在、個人消費が堅調であり潜在的な需要が見込めること、また、約2億5000万の人口を抱え、世界的には有望な市場という点があげられる。外部リンク
IMF Data Mapper World economic outlook(October 2014)
http://www.imf.org/external/datamapper/index.php
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