2015-01-26 16:00
経済
日水・インドネシア子会社をロシア水産会社へ売却

インドネシア子会社売却へ
水産関連商品大手「日本水産」は平成27年1月22日、子会社の売却を発表した。今回売却の対象になるのは、インドネシアにある子会社「P.T. NIPPON SUISAN INDONESIA」である。売却先はかねて日本水産グループと取り引きのあるロシアの水産会社「Preobrazhenskaya Base of Trawling Fleet」である。売却額は約1,700万円。
今回の売却では子会社株式の売却のみならず、日本水産から子会社への貸付金30億円の放棄も含まれる。これは債権回収の見込みがないためと発表している。
なぜ売却するの?
「P.T. NIPPON SUISAN INDONESIA」は日本水産の子会社としてインドネシアでエビの養殖を営む。しかし平成24年3月期の決算短信で事業休止の発表、売却先の検討を行っていた。同社は100%子会社として設立しており、日本水産グループの連結子会社である。今回の売却によって連結財務諸表の対象から外れ、過年度に計上していた貸倒引当金も解消される。
これによる財務諸表への影響は軽微とみられており、今後修正がある場合は速やかに報告すると日本水産は表明している。
外部リンク
東京証券取引所開示情報 子会社の異動(株式譲渡)及び子会社に対する債権放棄に関するお知らせ
http://www.nissui.co.jp/
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