2015-02-02 18:00
経済
インドネシアで足踏み・日野自動車減収減益見通し

連結決算悪化
トラックやバスなど商用車大手「日野自動車株式会社」は第3四半期の決算情報を発表した。連結売上高は約1兆2百億円(1,219,495百万円)、本業の儲けを示す営業利益は約800億円(80,404百万円)、四半期純利益は約530億円(53,204百万円)になった。
それぞれ前年同四半期にたいして減少しており、日野自動車の一株あたり利益情報についても前年同四半期には103.73円から92.89円に悪化している。
インドネシアが伸び悩み
日野自動車第3四半期決算短信では、今回の連結決算悪化の要因について海外市場での売り上げの伸び悩みが原因としてあげている。国内市場は景気回復から設備投資が続いており、トラック・バスの販売量が増加した。しかし海外市場ではインドネシアやタイにおいて景気の先行き不透明が背景になり、販売量は減少。結果販売量が相殺され、前年同期比0.2%の微増にとどまった。
また日野自動車は、連結業績予想の発表にともなって短信にて定性的情報も発表している。それによると
国内のトラック・バス市場につきましては、底堅い建設需要に支えられ、力強い基調が継続すると予想(決算短信より引用)
としているが、海外市場については
海外のトラック・バス市場につきましては、タイの需要は回復の兆しがあるものの、インドネシアでは依然として足踏み状態が続いております。(決算短信より引用)
とインドネシアではまだ足踏みが続くと見通しを発表している。
外部リンク
日野自動車・平成27年3月期第3四半期決算短信
http://www.hino.co.jp/
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