2015-02-12 04:00
経済
衝撃の減益・住友商事第三四半期決算発表

税引前利益前年同期比95.8%減
総合商社「住友商事株式会社」は平成27年2月3日に、第三四半期決算に関する決算短信を発表した。第三四半期は営業損失を計上し827億5千万円。税引前利益で回復したもの99億2千5百万円と前年同期比95.8%と落ち込んだ。
発行されている株式の一株あたり利益はマイナスの8円22銭と前年同期144円44銭と比べ下落した。なお同社は日本での一般に公正妥当と認められる企業会計の基準ではなく、「国際財務報告基準」(IFRS)を適用している。
そのため、日本の会計基準では「損益計算書」と表現される財務諸表は「包括利益計算書」と表記されている点に注意が必要だ。
インドネシアでの落ち込みも原因に
今期の落ち込みはアメリカ・テキサス州で発生した減損損失の計上やオーストラリアにおける石炭事業の休山関連事業引当金の計上が主なもの。しかし北米での事業は堅調に推移しており金属事業や輸送機関連事業では増益を記録している。一方ASEANの中でも経済成長が期待される「インドネシア」では自動車金融事業と船舶事業が減益となったため輸送機・建機事業部門の減益につながった。
外部リンク
住友商事・2014年第3四半期決算情報
http://www.sumitomocorp.co.jp/
関連する記事
-
2017-02-13 11:00
-
2017-01-24 18:00
-
2017-01-24 18:00
-
2017-01-19 07:00
-
2017-01-18 23:45