2015-02-26 17:00
社会
ジャカルタ首都圏のコメ価格 30%上昇

「コメマフィア」の不当な価格つり上げが原因か
首都圏のコメの価格が、今年に入ってから30%程度値上がりしている。値上がりの原因としては、現在が、収穫期を迎える前の時期ということもあるが、いわゆる「コメマフィア」が不正に価格をつり上げていることが大きな要因と見られている。政府は、コメの値上がりが原因によるインフレを懸念していることから、価格つり上げを狙うコメの買い占め業者に対し、取り締まりを行う方針である。それにより、コメを輸入しなくても安定した価格による供給は可能であると見込んでいる。
3月以降は収穫期で、コメの価格低下が見込まれる
インドネシアのコメの生産量は、2012年の段階で年間6900万トン(モミ付き)にのぼり、中国、インドに次いで世界第3位である。2010年の段階では年間6600万トンの生産量であったが、コメの生産量の伸びが人口増加率より高いことから、インドネシアにおいてはコメの自給が可能となっている。また、国内のコメ需要は月に250万トンから300万トンであるが、収穫期を迎える3月から4月の2ヶ月間で1320万トンの収穫を予想しており、3月以降はコメの価格が下がるものとみられている。
(画像はイメージです)
外部リンク
Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/02/24/
Philstar.com
http://www.philstar.com/world/2015/02/20/
外務省 米の生産量の多い国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/rice_much.html
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