2015-02-24 20:00
経済
1月のパーム輸出量180万トン 前月比8%減

中国とインドの需要低下が大きな要因
インドネシア・パーム油事業者連盟(GAPKI)は、1月の未精製パーム油の輸出量が、昨年12月と比較して8%減少したと発表した。昨年12月のパーム油の輸出量は197万トンであったが、今年1月の輸出量は180万トンにまで減少した。主要な輸出先となっている中国とインドの需要減が大きな要因と見られている。インドネシアのパーム油生産量 世界の半数占める
パーム油は、アブラヤシの果実から得られる植物油である。主に、東南アジアでの生産が盛んであるが、特にインドネシアはパーム油生産量世界一で、2012年は2367万トンを生産した。世界におけるシェアは約47%であり、半数近くを占める。主な用途は、食用油が一般的であるが、そのほかにも、マーガリンや石けんの原料として、また、近年ではバイオディーゼル燃料としての利用も進んでいる。日本においては、パーム油がインスタント食品やスナック菓子に用いられている。
1月のパキスタン向け輸出 前月比約60%増
昨年12月と今年1月の各国向けのパーム油輸出量を比較すると、中国へは約33万トンから約20万トンへ、インドへは約49万トンから約30万トンへと、いずれも40%程度減少した。一方で、パキスタン向けと中東諸国向けのパーム油輸出は伸びており、特にパキスタン向けの輸出量は、昨年12月は約7万9000トンであったのに対し、今年1月は約12万5000トンと60%近い伸びを示した。
外部リンク
Rambu Energy
http://www.rambuenergy.com/2015/02/
GLOBAL NOTE パーム油の生産量 国別ランキング統計・推移
http://www.globalnote.jp/post-5733.html
パーム油(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/パーム油
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