2015-03-05 02:00
経済
インドネシア初の地下鉄に、日本製新型車両導入決定

日本製新型車両 20年ぶりにインドネシアに導入
住友商事と日本車輌製造は3日、インドネシア・ジャカルタ特別州が出資するMRTジャカルタから、同国初の地下鉄となる「ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)南北線」向けの車両96両を、約130億円で受注したと発表した。現在、インドネシアにおいては、日本の中古鉄道車両が活躍しているが、今回の受注により、日本製の新型車両が約20年ぶりに同国に納入されることになる。
二輪車、自動車の移動が大半で渋滞が深刻に
ジャカルタは、1000万人近い人口を抱えているが、公共交通機関の整備が追いつかず、交通手段は二輪車、もしくは自動車に多くを依存しているため、渋滞が深刻化している。英のカストロール社が実施した、世界78都市・地域を対象とした渋滞度調査によると、ジャカルタは世界で最も渋滞していることが明らかになった。
第1期工事区間15.7km 2018年開業予定
ジョコ現大統領は、ジャカルタ特別州知事だった頃から渋滞緩和対策として、MRTの整備に積極的に取り組んできた経緯がある。MRT南北線の第1期工事区間15.7kmは2018年をめどに、第2期工事区間8.1kmは2020年の開業を目指す。MRTの最大輸送能力は、1日あたり96万人となっているが、地下鉄の利用者数は、1日あたり約21万人を見込んでいる。また、第1期工事区間の15.7kmの区間が開通すると、30分以内で結ばれる見込みである。
(画像はニュースリリースより)
外部リンク
住友商事(ニュースリリース)
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=28404
MRT Jakarta
http://www.jakartamrt.com/?lang=en
Jakarta Mass Rapid Transit(Wikipedia 英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Jakarta_Mass_Rapid_Transit
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