2015-03-20 11:00
社会
バイオ燃料混合比率、引き上げ実施 自国の産業成長見込む

混合比率を15%に引き上げ
現在、インドネシアにおいては軽油に混合するバイオディーゼル燃料は10%であるが、16日、エネルギー・鉱物資源省のSudirman Said氏は今年は、軽油に混ぜるバイオディーゼル燃料の比率を15%に引き上げる(Indonesia newsstandより)
と述べた。なお、バイオディーゼル燃料の混合比率引き上げは、4月1日から実施される予定である。
自国の産業の成長により、貿易収支の改善を図る
バイオディーゼル燃料の生産量を増加させる背景には、現在、インドネシアの経済がルピア安ドル高の傾向にあることから、自国の産業を成長させることで経済力を高める狙いがあると見られる。実際にバイオディーゼル燃料の混合比率を高める政策が実施されれば、自国で燃料の原料調達が可能となるため、貿易収支の改善が見込める。
最終的には20%に引き上げ予定
また、政策の実施により、パーム油の需要が350万キロリットルに達すると見込んでいるため、国内の産業の成長が見込めること、さらに、鉱山の跡地など、現在生産が見込めない土地においても、パームの生産を行うことによって、土地の有効利用が可能となり、生産的な土地へとよみがえらせることができるとの見方がある。政府は、今年はバイオディーゼル燃料の混合比率を15%にするとしているが、今後は段階的に混合比率を引き上げる計画で、最終的には20%に引き上げるとしている。
外部リンク
Indonesia newsstand
http://indonesianewsstand.com/news/read/68/
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