• TOP
  • >
  • 経済
  • >
  • 米S&P、今年のインドネシアの経済成長率を5.5%と予測
2015-04-10 09:00

経済

米S&P、今年のインドネシアの経済成長率を5.5%と予測

インドネシア経済成長率
2013年より、経済成長率は5%台と下降傾向
米格付け会社大手、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、今年のインドネシアの経済成長率が5.5%であると予測した。この数値は、インドネシア政府の目標値である5.7%よりも低い水準である。

インドネシアでは、2012年までは6%台の高い経済成長を維持してきたものの、2013年より経済成長率は5%台となっており、やや下降傾向にある。
諸外国は、インドネシアの経済は安定する、との見方が多数
S&Pが発行したレポート”Credit FAQ: Ratings on Indonesian Companies Will Have Less Headroom in 2015”によると、調査に参加したインドネシアの企業30社のうち、80%の企業が、「インドネシアの経済は安定するであろう」と回答しており、また、インドの企業80%と、中国の企業の83%も同様に回答したと報告している。

また、日本においても、世界第4位の人口を抱える市場規模で経済成長が見込まれるとの判断から、インドネシアに多くの企業が進出している。

S&P、インドネシアの経済環境は厳しいとの見方
しかしながら、S&Pは、インドネシアの経済は以前と比較すると厳しい経済環境に直面しているとの考えを示している。主な要因として、ルピア安の傾向が続いていることと、国内需要の伸びが以前と比較して鈍くなる傾向にあるためとしている。

S&Pは、インドネシアが今後5年の間に年7%の経済成長を実現させるためには、ジョコ大統領が明確な経済対策を実施しなければならない、との考えを示している。


外部リンク

Indonesia newsstand
http://indonesianewsstand.com/news/read/136497/Stormy

JETRO インドネシア 世界貿易投資報告
https://www.jetro.go.jp/world/gtir/2014/pdf/2014-idn.pdf

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook