2015-04-07 16:00
社会
インドネシア サイクロン被害のバヌアツに200万米ドル相当支援

4日、スカルノ・ハッタ国際空港から救援物資輸送
インドネシア政府は、3月に発生した大型サイクロン「パム」で甚大な被害を受けたバヌアツに対し、食料、衣類、毛布、テントなど200万米ドル(約2億4000万円)相当の救援物資を送ったと発表した。4日、スカルノ・ハッタ国際空港から2機の貨物輸送機でバヌアツへと輸送したほか、医療関係者らで構成される19人の救援チームもバヌアツへと派遣された。
バヌアツの首都・ポートビラ 90%の建造物崩壊の被害
大型サイクロン「パム」は、オーストラリアの熱帯低気圧スケールで最大級のカテゴリー5に成長したサイクロンで、3月13日にバヌアツに上陸した。米国の合同台風警報センターによると、13日午前の時点で、首都ポートビラでは最大瞬間風速約85メートルを記録し、家屋、政府庁舎、病院などの建造物の90%が崩壊する被害が発生した。日本政府は、スリーピングパッドやプラスチックシートなど2000万円相当の緊急救援物資の供与を行い、国際緊急援助隊・医療チームを派遣した。
インドネシア外務省は、2004年に発生したスマトラ沖地震の被災経験を活かし、バヌアツの被災地に対して支援を進めていくこと、また、今回の支援を契機として、バヌアツとインドネシアの関係をより一層強化していきたい、としている。
外部リンク
Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/04/04/
外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html
サイクロン・パム(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/サイクロン・パム
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