2015-04-11 10:00
経済
旭硝子 インドネシア子会社に発電所建設 電力コスト削減図る

発電所は、インドネシアで入手容易な石炭が原料
旭硝子は8日、同社の子会社でインドネシアに本社を置くアサヒマス・ケミカルに発電所を建設すると発表した。インドネシアでは、低品位炭の埋蔵量が豊富で入手も容易であることから、同社は石炭火力発電所を建設する。また、コージェネレーションとバイオマス混焼が可能な高効率方式であるCFB方式を採用することで、環境にも配慮する。
電力コスト削減で、東南アジアでの競争力強化を図る
旭硝子は、世界最大手のガラスメーカーであり、現在は、建築用ガラスや電子部材、化学素材を製造している。東南アジアにおける苛性ソーダ・塩化ビニル樹脂(PVC)の市場は年率5%を超える成長が見込まれているほか、東南アジアにおける同素材の需要の70%は、同社が事業拠点を持つインドネシア・タイ・ベトナムが占めている。同社は、苛性ソーダや塩ビモノマーを生産するクロール・アルカリ事業を行っているが、発電所の建設により、同事業で使用される電力コストの削減を図ることで、東南アジアにおける同事業の競争力強化を図る。
また、同社は、海外のクロール・アルカリ事業を成長事業の一つと位置づけており、拡大を続ける需要に対応することで、2017年には化学品事業として売上高営業利益率10%以上の達成を目指す方針である。
(画像はニュースリリースより)
外部リンク
旭硝子 ニュースリリース
http://www.agc.com/news/2015/0408.pdf
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