2015-04-04 17:00
社会
阪急阪神ホテルズ「食材ピクト」でアレルギーと宗教戒律に対応

利用者の安心・安全に配慮
株式会社阪急阪神ホテルズは、同社が直営する11ホテルの朝食バイキングレストラン全店舗で、アレルギー特定原材料(7品目:小麦、乳、卵、落花生、そば、かに、えび)と、宗教戒律による禁忌食材(3品目:豚肉、牛肉、アルコール)の計10種類の原材料を「食材ピクト」により表示するサービスを始めた。この取り組みは、近年、食物アレルギーを持つ人や、宗教戒律や個人の嗜好などにより、食材に配慮が必要な人が増加している傾向にあることから、多くの人に安心して朝食バイキングを利用してもらうための情報提供を目的としている。
昨年8月に大阪新阪急ホテルの朝食バイキングレストラン「オリンピア」から始め、今年3月末日までに直営11ホテルの全朝食バイキングレストランで表示されるようになった。
あくまで判断材料の目安
表示される10品目は、あくまで原材料として使用している場合で、食品添加物やエキスとしての含まれているかどうかは不明。

ムスリム対応としては問題が残る
同社は、東南アジアからの訪日客が増加していることに注目し、イスラム教徒の多いインドネシアやマレーシアからの集客増加を見込んで、ムスリム対応として実施したようだ。しかし、食材を抜いただけではハラールにはならないので、厳密にはムスリム対応とは言い難い。
同社は、
お客様がご自身で判断できるよう「情報」を的確に提供し、安心・安全にホテルをご利用いただくよう配慮いたします。(プレスリリースより)
としているが、ムスリムの多くは、“利用しない”という判断につながる可能性が高い。(画像はプレスリリースより)
外部リンク
プレスリリース
http://www.hankyu-hotel.com/hhd-group/hankyu/upimg/
阪急阪神第一ホテルグループ
http://www.hankyu-hotel.com/index.html
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