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2015-04-22 06:00

社会

注目される裁判の行方、日本人の麻薬密輸事件

麻薬密輸裁判
事件の経過
川田被告(73)は2014年11月、インドネシアに入国する際、持っていたリュックに2.7kgの覚せい剤を隠し持っていた。

ミナンカバウ国際空港で、X線機器による検査により、旅行カバンの覚せい剤が発見されたのだ。

逮捕後に覆面姿で会見。これは、当局による人権擁護のためだった。およそ5カ月の今月14日に裁判が行われた。

裁判の争点
川田被告は「ドラッグが入っていることは、想像もできなかった」と主張。
この事件のきっかけとなった世界銀行の幹部を名乗る、「エドワード・マーク」という人物に騙されたことを訴えた。(FNN報道より)

しかし、川田被告が中国、マカオ、マレーシアを経由して入国していることが当局の疑念を強くさせている。

14日の裁判で、裁判官が「川田被告の主張を作り話ではないか」と繰り返し問いただすと声を荒らげて、反論する場面も。

インドネシア政府の対応
インドネシア政府は、外国人には入国前に必ず警告を発している。出入国カードにも「麻薬密売人は死刑に処す」と書かれている。当局は麻薬密売組織の撲滅を目指して、厳正に対処しているのだ。

インドネシアでは、日本人の死刑判決まだない。経済的な力関係もあってこの裁判の行方が注目される。検察側の求刑は28日に行われる予定。5月下旬にも判決が下される見通し。

(画像はイメージです)


外部リンク

インドネシア政府のホームページ
http://www.indonesia.go.id/

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