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2015-05-22 13:00

社会

ムラピ山に登山の学生 火口に転落 遺体で発見

ムラピ山
山頂付近で写真撮影中、火口に転落
16日、ジャワ島中部のムラピ山を登山していたジョグジャカルタ・アトマジャヤ大学の学生エリ・ユナントさん(21)が火口に転落、18日に遺体となって発見された。

エリ・ユナントさんは、友人ら5人とともに、金曜日の深夜から登山を開始。土曜日の午前11時頃山頂に登頂し、写真撮影を行っていたところ、足を滑らせ、火口に転落したという。

救助は数百人体制で行われた。しかし、火口付近は地面が不安定であること、火口から有毒ガスが噴出していること、また、火口は斜度70度以上であったことから、ガスマスクを装着の上、慎重に進められた。

なお、マルチコプターが撮影した画像を調べたところ、火口の深さ300m付近で遺体となって発見されたという。

ムラピ山は活発な火山 2010年に大噴火
ムラピ山は、ジャワ島中部に位置する火山で、南方約30kmにはジョグジャカルタ市がある。

「火の山」という意味を持つムラピ山は、ほぼ1年中噴煙を上げている活発な火山で、2010年には大規模な噴火が発生、死者322人、避難者総数約38万人の惨事となった。噴火の影響でジョグジャカルタ空港は全面休止に追い込まれたほか、首都ジャカルタ郊外でも降灰が確認されたという。


外部リンク

ANTARA NEWS
http://www.antaranews.com/en/news/98959/rescue-efforts

The Jakarta Post
http://www.thejakartapost.com/news/2015/05/17/mt-merapi

ムラピ山(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/ムラピ山

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