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2015-06-03 15:00

社会

FIFA インドネシアサッカー協会を資格停止処分に

FIFA
PSSI、政府に抗議しリーグを休止
FIFA(国際サッカー連盟)は5月30日、インドネシアサッカー協会(PSSI)に対して資格停止処分とすると発表した。インドネシア政府の認可を受けているインドネシア・プロスポーツ委員会が国内リーグ戦のインドネシア・スーパー・リーグ(ISL)に干渉しているためである。

先月から、PSSIはインドネシア政府に対する抗議として、国内リーグを休止しているが、これによって両社の対立が続いているものと見られている。

インドネシアサッカー界の経緯
インドネシアのサッカー界は、以前から混乱していることで知られている。選手、審判の八百長問題や暴力行為、クラブ運営資金の問題が顕在化しており、練習環境や長期的な選手の育成など課題が山積みとなっていた。

そのような背景において、トップリーグが2つに分裂し、新リーグ「リーガ・プレミア・インドネシア」が誕生、インドネシアにおいてはトップリーグが2つ存在している。しかし、中には、サッカー界の課題解決のためにも新リーグを支持する声も聞かれる。

FIFAは改善を要求するも、政府の改善見られず
FIFAはインドネシア政府がISLに干渉していることを問題視、政府がこれ以上干渉を行わないよう、先月29日までに政府に対し改善を要求していた。しかし、改善が見られなかったことから、PSSIを資格停止処分とした。

状況が改善したと判断されるまで、インドネシアはFIFAとAFC(アジアサッカー連盟)主催の大会には参加できないこととなり、今月から開催されるロシア・ワールドカップアジア2次予選にも参加できない。

ただし、シンガポールで開催される東南アジア競技大会には、大会のスケジュールが進行している関係で、例外として参加が認められた。


外部リンク

ABC NEWS
http://www.abc.net.au/news/2015-05-31/indonesian-fa

GOAL.com
http://www.goal.com/en/news/745/fifa/2015/05/30

リーガ・インドネシア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/リーガ・インドネシア

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