2015-05-31 15:15
経済
アジアインフラ投資銀行、第5回首席交渉官会合が終了

シンガポールで第5回首席交渉官会合が終了
シンガポールで開催されていた、アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立に向けた、第5回首席交渉官会合が終了した。会合は AIIBの創設メンバーの57カ国が出席し、20日から開かれていた。中国主導の国際金融機関として注目をされているが、具体的な取り決めはまだ今後の議論に待つところも大きい。
インドネシアも理事国入りを狙うなど、AIIBに関しては高い関心を寄せている。
今回の会合での合意事項
今回の会合では、創設メンバー各国は、中国による重要な投資案件に関しての実質的な拒否権を認めることで合意した。理事会は、代表12人で構成されるが、代表である理事のAIIB本部のある北京に常駐しないことでも一致。
なお、設立当初の資本金は、1千億ドル(約12兆円)になる。このうち、中国の出資比率は30%弱となる見通しだ。中国は、最大の出資国として、大きな権限を持つことになる。
今後の課題
総裁には、中国の金立群元財政次官が就任する、とみられる。AIIB本部のある北京に理事が非常駐であれば、融資案件の検討に十分な時間がかけられない恐れもある。この点に関しては、電子メールなどを活用して、意思決定をスムーズにしていきたい考えだ。外部リンク
AIIB
http://www.aiibank.org/html/pagemembers/
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