2015-05-31 22:00
経済
フランキー・シバラニ長官が26日~29日に訪日

投資調整庁のフランキー・シバラニ長官が訪日
投資調整庁(BKPM)のフランキー・シバラニ長官が26日~29日に訪日した。地方代表議員団6人も同行。訪日の目的は、日本からの投資誘致促進だ。
日本からの投資は、雇用効果が大きいため、高く評価されている。都市部だけでなく、地方へも誘致できるよう、情報提供したいとの考えだ。
今回の訪日は、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領の要請によるものとのこと。
インドネシアにおける外国投資は、シンガポールと日本がトップを争っている。とりわけ、日本の投資は、雇用につながるものが多い。そのため、政府も地方への投資を日本側に期待している。
来日した長官は、投資セミナーに出席し、「地方にも投資を」と呼びかけた。
「グローバル経営支援セミナー」、開催
27日の「グローバル経営支援セミナー」(会場は東京都千代田区の日本教育会館一ツ橋ホール、BKPMと三菱東京UFJ銀行が共催)をはじめ、大阪や名古屋でも同様のセミナーが開催された。このセミナーでは、インドネシアの最新の外資誘致環境について説明するとともに、インドネシア経済の現状、展望について語られた。
なお、このセミナーには、三菱東京UFJ銀行ジャカルタ支店の勝田祐輔支店長も同席した。
フランキー長官は、 地方の開発について政府側のPRが不十分だったため、「地方の水産分野、農林業分野のアグロインダストリーの投資可能性についても紹介したい。」と意欲を示していた。
また、これまで2カ月間かかった外資の投資許可について、20日間に短縮できる早期承認の準備を進めている。6月4日以降、実施される予定だ。この件についても今回の訪日で強調したい、としている。
地方政府と一体で外資け入れの環境整備も
地方政府と一体で外資け入れの環境整備や電力供給の強化も推進することを検討している。北スマトラ州のパンカラン・スス火力発電所は7月、開所式かー行われる予定。メダンなどの大都市の電力供給も強化していく方針だ。こうしたことで日本の投資を呼び込み、スマトラの資源活用につなげたい、としている。
今後は、BKPM内に日本インドネシア投資フォーラムを創設する考えも明らかにしている。
外部リンク
投資調整庁(BKPM)
http://www.bkpm.go.id/
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