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2015-06-07 16:00

経済

5月のインフレ率 7.15% 昨年12月以来の高水準

インフレ率
ラマダンを前にした食料品のまとめ買いが要因
インドネシア中央統計局は1日、5月のインフレ率が7.15%だったと発表した。昨年12月にインフレ率は8.36%を記録したが、それ以降は6%台を維持していた。しかし、先月はインフレ率が7%を超え、5ヶ月ぶりの高い水準となった。また、消費者物価指数は前月比0.5%増となった。

インフレの要因として、インドネシアでは6月中旬から始まる断食月、「ラマダン」を前に食料品のまとめ買いがみられること、また、たばこの値上がりがある。

燃料補助金政策廃止により、ガソリン価格も上昇
それに加え、インドネシアでは燃料価格も上昇している。同国では、昨年末までガソリン価格の一部を国が負担する「燃料補助金政策」が実施されていたが、同政策は政府にとって大きな財政負担となっていたことから今年1月より廃止された。そのほか、電気代も値上がり傾向にあり、インフレ要因となっている。

インドネシア中央銀行は、同国の経済成長率が伸び悩んでいるため、高止まりしているインフレ率を引き下げて、経済成長率を高めたいところだが、抜本的な対策を打てないのが現状だ。


外部リンク

Bangkok Post
http://www.bangkokpost.com/news/asean/579043/costlier

TRADING ECONOMICS
http://tradingeconomics.jp/indonesia/inflation-cpi

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