2015-06-05 06:00
経済
【国際協力銀行】「金融深化」をテーマに財務政策対話を実施

マクロ経済に関する作業部会会合に30名程度が参加
国際協力銀行(JBIC)は、4月29日、インドネシア財務省とマクロ経済に関する作業部会会合を行った。「インドネシア経済を持続的に成長させるためには金融機能強化が不可欠」との認識のもと、財務省や金融庁、国家開発企画庁など、同国の関連省庁をはじめ、中央銀行および民間銀行など、幅広い機関から30名程度が参加した。
同行とインドネシア政府は、2010年8月から財務政策対話を続けており、この会合は、その枠組みのもとで実施されたもの。インドネシア財務省財政政策庁マクロ経済政策センター長のルキ・アルフィルマン氏とJBIC外国審査部の篠山氏が共同議長を務めた。
持続的成長のために「金融深化」は必須との認識で一致
今回の会合は、「インドネシアの金融深化」をテーマに行われた。インドネシア側からは、国家開発企画庁が、同国の経済成長目標と、目標達成のために必要な投資や資金繰りについて解説したのち、インドネシア中央銀行が、金融深化に関する現状の課題と取り組み状況を報告した。
また今回は、日本側の参加者として学習院大学経済学部の清水順子教授を招き、インドネシアをはじめとするアセアン諸国における日本企業の貿易決済の特徴や金融深化のための課題について、外部専門家としての意見を聞いた。
さらに、JBIC外国審査部の吉田氏が、実業に連動した金融商品として、公共投資に対しクラウドファンディングを活用する可能性を説明した。
全体議論では、インドネシア経済の持続的成長には金融の果たすべき役割が大きいこと、また経済成長に不可欠な投資を活性化するためには、関係省庁による政策の協調と実践が重要であることなど、認識の共有を図った。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
国際協力銀行
http://www.jbic.go.jp/ja/information/topics/
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