インドネシアニュース

味の素株式会社は、連結子会社の味の素アセアン地域統括社、味の素ベーカリー株式会社との3社で、インドネシア味の素ベーカリー社（ABI社）を7月に設立。インドネシアのパン市場に新規参入することを決定した。

味の素グループは、2014年～2016年中期経営計画において、インドネシアを重点地域に位置づけており、2020年までに3倍の売り上げアップを目指している。
近年、インドネシアでは食生活が多様化し、パン食の普及が急速に進んでいる。パン市場の規模は、2013年で4．6兆インドネシア・ルピア（約432億円）で、2008年～2013年で、年平均13パーセントの成長となっている。

新会社では、冷凍パン生地および冷凍ベーカリー製品の開発・製造を行う。現在、冷凍パンはインドネシアではほとんど普及していない。今回の新規参入では、人口構成比が拡大している中間層をターゲットにし、ジャカルタ都市圏を中心に販売を行うことで、市場拡大を狙う。販売開始時期は、2016年の8月を予定している。

味の素の新規参入は、インドネシアにおける豊かな食生活への大きな貢献となることが期待される。

外部リンク

味の素株式会社　プレスリリース
http://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/