インドネシアニュース

インドネシア中央統計局は15日、5月の貿易収支が9億5000万ドル（約1170億円）の黒字と発表した。4月の貿易黒字は4億5400万ドル（約560億円）で、貿易黒字は大幅な伸びを示している。また、同国の貿易黒字は、昨年12月以来、6ヵ月連続となる。

貿易収支は改善の傾向を見せているが、輸出額と輸入額は減少傾向にある。5月の輸出額は125億6000万ドル（約1兆5500億円）で前月比4.1％減、輸入額は116億1000万ドル（約1兆4330億円）で前月比8.0％減となっている。また、前年の同月と比較すると、輸出は15.2％減、輸入は21.4％減であった。

貿易収支の改善は、輸出が好調と言うよりは、むしろ輸入額の減少が大きな要因だ。輸出が減少している主な要因としては、石油やガスなど資源の需要が低下していることがあげられる。

特に、中国はインドネシアから石炭などの資源を輸入しているが、近年、中国の経済成長は伸び悩んでおり、中国の輸入額が減少していることも、輸出額減少の要因の一つといえる。

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