2015-07-09 13:00
社会
ブリヂストン インドネシアで防振ゴム生産の合弁会社設立へ

2016年1月の操業開始目指す
タイヤ製造最大手のブリヂストンは2日、インドネシアで自動車部品の製造、販売を行うアストラ・オートパーツ社と合弁会社の設立に関する合弁契約を締結した。新合弁会社は今年8月、西ジャワ州プルワカルタに設立される予定で、自動車用防振ゴムを生産する。なお、新工場は2016年1月の操業開始を目指す。
ブリヂストンとアストラ・オートパーツ社の合計出資額は1740億ルピア(約16億円)、株式数比率は、ブリヂストンが51%、アストラ・オートパーツ社が49%である。
防振ゴムは海軍航空機用として開発
自動車用防振ゴムとは、車の乗り心地を向上させるために使用される部品である。自動車のエンジンや足回りに装着することで、振動と音を制御することが可能となる。ブリヂストンの自動車用防振ゴムは、1937年の海軍用航空機の緩衝ゴム試作品製作にさかのぼり、1940年、横浜工場で製造が開始された。
戦後は、モータリゼーション化の進展とともに、より高品質の防振ゴム開発が要求され、1982年には、車の操縦性・安定性と乗り心地を両立させた防振ゴムを開発した。
「断トツ」を目指す
ブリヂストンは、自動車用防振ゴムの製造拠点を米国や中国、インドなどに保有しているが、さらなるグローバル展開を図るために、ASEAN地域の自動車製造国であるインドネシアでの合弁会社設立を決定した。同社は「断トツ」を目指し、競争優位性のある製品をタイムリーに供給する体制を構築する方針だ。
(画像はニュースリリースより)
外部リンク
ブリヂストン(ニュースリリース)
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2015070601.html
ブリヂストン 自動車部品 自動車用防振ゴム
http://www.bridgestone.co.jp/products/dp/automotivel
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