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2015-07-09 19:00

社会

インドネシアの歴史を学べるドキュメンタリー映画

ルック・オブ・サイレンス
インドネシアの歴史を学べるドキュメンタリー映画
インドネシアの歴史を学べるドキュメンタリー映画が公開される。「ルック・オブ・サイレンス」がそれだ。

7月4日より東京のシアター・イメージフォーラムにて上映が始まった。全国でも順次公開される。

1960年代のインドネシア
1960年代のインドネシアでは、共産主義者に対する大規模な虐殺事件が横行していた。その規模は、100万人規模とも言われている。

様々なプロパガンダがりようされたことから、殺人行為の精神的負担も軽減され、多くの民間人が虐殺行為に動員されることになった。

そのため、加害者であっても、自らの罪を正当化できてしまっている。なんら罪の意識を持たぬまま、日常生活を営んでいるのだ。

加害者側視点での「アクト・オブ・キリング」との対比
2014年に公開された「アクト・オブ・キリング」は、この時の虐殺の実行犯たちが自ら再現して映画化した作品、として話題を集め、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたほどだった。

今回、上映されるのは、その第2章と言える、「ルック・オブ・サイレンス」。兄を虐殺で失った青年アディ・ルクンにより、記録されたドキュメンタリー作品だ。

監督の思い
インドネシアでは現在も、虐殺の当事者が権力の座についている。この映画の撮影は危険を伴うものでもあった。監督のジョシュア・オッペンハイマーは、「被害者たちの“沈黙”をもう終わらせたいと願う」アディの熱意に動かされ、撮影を決意したのだった。


外部リンク

「ルック・オブ・サイレンス」
http://www.los-movie.com/about.html#h2-01
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