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2015-07-24 17:00

社会

ラマダン明けの礼拝中、キリスト教徒がモスクを襲撃 11人負傷

パプア州モスク炎上
礼拝中の拡声器使用による大音量が原因か
断食月であるラマダン明けの17日、インドネシア東部のパプア州トリカラでイスラム教徒らが集団礼拝をしていたところ、キリスト教徒らが投石するなどしてモスクを襲撃し、暴動が発生、11人が負傷した。

モスクでの礼拝中、拡声器を使用していたが大音量となったため、それに抗議したことが原因とみられる。

チャフヨ・クモロ内相は、今回の事件について
トリカラで発生した事件については、民族、宗教、人種、社会集団に関する、いわゆる「SARA問題」ではなく、感情的になった人々が集まって暴動を起こしたものである。(ANTARA NEWSより)

との考えを示した。

また、チャフヨ・クモロ内相は、20日にパプア入りし、地元のリーダーや宗教関係者と会談した。政府は、事件で焼失した店舗などを建て直すことを伝えた。

パプア州 キリスト教徒が多数を占める
インドネシアではイスラム教徒が多数を占めるが、インドネシア東端のパプア州ではイスラム教が広まらず、白人宣教師らによってキリスト教が布教されてきた経緯があることから、同州ではキリスト教徒が多数を占めている。

そのため、パプア州ではイスラム教徒とキリスト教徒の摩擦がみられ、政府は対応に苦慮している。


外部リンク

ANTARA NEWS
http://www.antaranews.com/en/news/99565/tolikara-incident

TEMPO.CO
http://en.tempo.co/read/news/2015/07/19/055684992/Police
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