インドネシアニュース

総合リース企業のオリックスは16日、インドネシアでオートローン事業を展開するPT. Sinar Mitra Sepadan Finance（以下「SMS」）を買収したと発表した。10月をめどにSMSの発行済み株式85％を取得する予定である。

SMSは、同国の首都ジャカルタに本社を置く独立系オートローン事業者で、主に個人事業者や個人を対象としている。総資産は約400億円、同国の支店数は106で、中古の市場価格が底堅い日本車のミニバンやトラックを主体に取り扱っている。

インドネシアは人口が約2億5000万人で、経済成長が著しいのが特徴だ。しかしながら、同国内における自動車の普及率は8％程度と低い水準にとどまっている。同国では、今後も人口の増加が見込まれ、自動車の普及拡大が予想されることから、オートローン市場の拡大が見込まれる。

オリックスは、日本国内においては信託銀行や保険、証券会社など金融業務を中心に多角化しているが、海外でも金融サービス事業を拡大しており、現在は35の国および地域に544の拠点を有している。同社は、これまでに培ったノウハウを活かすことで、さらなる事業の拡大を目指す方針だ。

外部リンク

オリックス（ニュースリリース）
http://www.orix.co.jp/grp/news/2015/150916_ORIXJ.html

SMS Finance
http://www.smsfinance.co.id/