2015-09-23 20:00
経済
ルピア安が進行 1ドルが1万4500ルピアに近づく

新興国通貨は軒並み値下がりに
インドネシアの通貨、ルピア安が進行している。インドネシア中央銀行が21日に発表した為替レートは、1ドルが1万4451ルピアとなっており、18日のレートと比較すると12ルピア安くなっている。2010年前後は、1ドルが1万ルピアを下回る水準であったものの、2012年以降は、ルピア安の状態が継続している格好だ。
最近では、インドネシアの通貨、ルピアのみならず、アジア各国の通貨は軒並み値下がりとなっており、特にタイの通貨バーツ、韓国の通貨ウォン、マレーシアの通貨リンギットの値下がりが著しい。
世界最大級の金融グループであるゴールドマン・サックスは、アジア各国の通貨は、年内はドルに対して安い状態が続くだろうと予測している。
中国の景気減速と米国の利上げ懸念が要因か
インドネシアの通貨、ルピア安が続いている要因としては、中国経済の減速と、米国の利上げが関連しているとみられる。資源の輸出国であるインドネシアは、資源価格の下落によって貿易赤字が拡大の傾向にある。また、先週は米国の利上げが見送られたものの、年内に利上げが実施された場合は、インドネシアをはじめとした新興国では、資金の流出を懸念している。
外部リンク
TEMPO.CO
http://en.tempo.co/read/news/2015/09/21/056702410/BI
TRADING ECONOMICS
http://www.tradingeconomics.com/indonesia/currency
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