2016-12-28 22:00
社会
ジャカルタ州知事のコーラン冒涜、裁判継続
信仰の自由が試される
インドネシアの裁判所は27日、コーラン冒涜の疑いを持たれているジャカルタ特別州知事で、キリスト教徒のバスキ・プルナマ氏に対する裁判を継続する意向を示した。この裁判は、イスラム教徒が大多数を占めるインドネシアにおいて、多くの人々が「信仰の自由」が試される機会として注目している。
弁護団の申し立ては拒否
5人の裁判官で構成される裁判官パネルは、バスキ氏の弁護団による「華人政治家に対する人権侵害」との申し立てを拒否。裁判は継続されることになった。コーラン冒涜疑惑は、「アホック」の名で広く知られるバスキ氏が、
コーランは非イスラム教徒の指導者を認めていない。騙されてはいけない。(ABC Newsより)
などと話し対立候補を批判した演説の動画が、インターネット上に拡散。
イスラム強硬派を中心に、多くのイスラム教徒がジャカルタ中心部で抗議活動を展開し、死者や多くの怪我人が出る騒ぎとなった。
イスラム強硬派は知事の逮捕を求める
27日も裁判所周辺には多くの「反アホック」団体が集まり、知事の逮捕を求めて声を上げた。公聴会は来年1月3日に北ジャカルタ地方裁判所で再開され、その後、検察の要望により、より大きな法廷がある南ジャカルタ地方裁判所に場所が移される見通しだ。
(画像はABC Newsより)
外部リンク
ABC News
http://abcnews.go.com/
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