2015-12-27 14:00
経済
DIC子会社、インドネシアに新工場建設

現存のスラバヤ工場を移設し2016年5月稼働スタート
DIC株式会社の100%子会社であるPT.DIC Graphics(以下、PTDICG)がインドネシアにリキッドインキのブレンド工場を新設することを、12月24日にDIC株式会社が同社のWEBサイト上にて発表した。現在PTDICGは、原料からインキを製造するジャカルタ工場のほか、ベースインキをブレンドして最終製品に仕上げるスラバヤ工場を持っているが、このたび生産能力の向上と保管スペースの拡大に着手するため、同じスラバヤ地区に工場を移設する。稼働開始予定は2016年5月の予定だ。
需要増加を見込み、生産能力を現在の約2倍へ
DIC株式会社によれば、近年インドネシアでは生活水準の向上により包装需要が増加しており、食品や飲料などのパッケージ用リキッドインキの需要が今後大きく増加する見込みがあるという。2015年の約8万トンから2024年の約12万トン以上へ増加すると予想される需要に応えるため、今回の新工場建設で生産能力を現在の約2倍へと引き上げる計画だ。
新工場への投資額は約6億円
DICグループは現在、印刷インキ事業の出版用からパッケージ用へのシフトを目指すと同時に、アジア地域の生産体制強化を推進する経営計画を策定している。パッケージ用リキッドインキの世界シェアを、現在の25%から2020年には30%まで引き上げる目標を掲げるが、こうした計画の一環となる今回の新工場建設にあたって、設備増強を含めて約6億円を投資するという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
DIC株式会社 プレスリリース
http://www.dic-global.com/ja/release/2015/20151224_01.html
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