2016-01-07 18:00
経済
インドネシアが銀行の自己資本比率規制を強化

国内金融システム防衛に向けて
インドネシアの銀行を監督するThe Financial Services Authority (OJK)は、規模や提携関係や不代替性から、国内金融システム的に最も重要な銀行(SIBs)をランクすることを、そのウェブサイトにおいて発表した。金融危機のリスクを減らすべく、新しい規制によれば、SIBsは、そのシステムにとっての重要性に応じて、 リスク資産の額の0.25パーセントから 0.625パーセントの範囲内で、資本準備金を積み立てなければならない。
その要求額は、2019年まで徐々に増やされ、1パーセントから2.5パーセントの範囲となる。OJKの判断次第では、それよりも更に1パーセントの額ずつ積み増しが要求されるかもしれない。
規制の背景にBasel III
自己資本比率規制として、リスク資産の8パーセントの資本を積み立てることを銀行は要求されているが、この資本準備金に関する規制はそれに上乗せするものである。銀行の自己資本比率についてのデファクト・スタンダードであるBasel IIIをインドネシアが完全に受け入れるために、今回の資本準備金に関する規制は必要だとOJKは説明している。
外部リンク
The Financial Services Authority (OJK)
http://www.ojk.go.id/en/Default.aspx
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