2016-02-02 18:00

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JOGMEC、インドネシアの石炭受入研修を再開

石炭
インドネシア政府からの強い要請を受けて実施
JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)は、2002年度から2009年度まで実施していた石炭技術に関する国内受入研修を再開し、2016年1月26日に同機構の本部にて研修の開校式を開催したことを、同機構のWEBサイト上にて1月28日に発表した。

JOGMECは2002年度より「産炭国石炭採掘・保安技術高度化事業」を実施しており、2015年の12月にもインドネシアのムアラブンゴ大学の学生らを対象とした石炭坑内採掘保安技術に関する研修を行ったばかりである。

今回行った国内受入研修も、本事業の一環として実施されたが、同機構によると、2009年度よりここ数年は行われていなかったにもかかわらず、インドネシア政府より強い要請があり再開することになったという。

北海道の研修センターにて10名の受け入れ
本研修の目的は、産炭国すなわちインドネシアより受け入れた研修生に対し、日本の石炭採掘・保安技術を移転することで、安定的な石炭供給を日本にもたらすことだ。

今年度は同国より10名が来日し、北海道釧路市のJOGMEC炭鉱技術研修センターにて「保安生産技術向上コース」に参加する。研修生らは坑内掘り炭鉱における生産、通気、保安管理等の技術を習得し、インドネシア国内での石炭事業に活かすことが期待されている。

石炭
JOGMECのセミナー活動
上記のような受入研修に限らず、JOGMECは産炭国政府や石炭関連企業の関係者らに、各国の石炭政策や関連プロジェクト等について講演を依頼し、「石炭投資促進セミナー」を開催してきた実績を持つ。

1月27日には同セミナーの11回目を実施し、インドネシア石炭協会の会長Pandu P Sjahrir氏や東カリマンタン州政府の投資局局長Diddy Rusdiansyah氏を招いて、インドネシアの石炭事業現況などのテーマで講演を開いた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)プレスリリース
http://www.jogmec.go.jp/

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