2016-03-02 04:00
社会
Kalijodo地区の立ち退き強制執行は弱い者いじめと学者が批判

行政に恣意性があるのではないかという疑念
現在に問題となっているKalijodo地区の立ち退き強制執行について、インドネシア大学の歴史家であるJJ Rizal氏は2月26日のジャカルタポスト紙の取材に対して行政に恣意性があるとして非難した。ジャカルタ県は、県の30パーセントを緑地にせよという2007年に制定された空間計画法を遵守することを謳っている。
緑地に多くのホテルやモールが存在しているのに、それらを一切問題にすることなく、Kalijodo地区だけを問題にするのは不公正きわまりない、とRizal氏は主張する。
Ciliwung川の洪水対策の必要性
立ち退き強制執行の対象となっているKalijodo、 Bidara Cina、Kampung Puloといった地域の住民は、低所得者ないし中所得者のみである。弱いものいじめという見方があることも理解できなくもない。ただ、西ジャカルタのKalijodo、Bidara Cina、Kampung Puloは、Ciliwung川沿い位置しており、洪水の被害にあいやすい地域である。
ジャカルタ県側は、Ciliwung川については、その川底を深く浚い、川の幅を広げることで洪水対策を行うものとしている。
(画像はジャカルタポスト紙より)
外部リンク
ジャカルタポスト
http://www.thejakartapost.com/
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