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2016-03-24 17:00

社会

インドネシアは南シナ海の領海問題に踏み込むことを回避

中国
中国の監視船から体当たりを受ける
3月19日、インドネシアの沿岸警備隊は、Natuna島沖において不法操業していた300トンクラスの中国漁船Kway Fey 10078を拿捕し、8人の船員を拘束した。しかし、20日未明に中国の監視船から体当たりを受け、確保していた漁船を奪い取られた。

インドネシア海軍は、以後、沿岸警備隊のパトロール船をバックアップするべく、もっと大きな艦船を派遣するという新しいコンファレンスを発表している。
南シナ海の領海問題に踏み込むことを回避
中国側の公船は奪取した中国漁船を、フィリピンやベトナムと領海紛争がある南シナ海の方に曳航していったため、この事件をめぐって、インドネシアが南シナ海の領海問題に踏み込むことになるのではないかとも注目された。

しかし、19日、中国外務省のスポークスマンはNatuna島がインドネシアの国家主権下の領土であることは認め、中国側も違法操業に反対していると発表した。それをうけるかたちで、21日、インドネシア外務大臣であるMinister Retno Marsudi氏は、今回の事件は南シナ海の領海問題と無関係であると声明を出した。


外部リンク

インドネシア外務省
http://www.kemlu.go.id/en/Default.aspx
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