2016-04-01 21:00
社会
インドネシア政府とサカタのタネ、サンパチェンスの遺伝資源利用を正式に合意

収益金の一部はインドネシアの育種技術サポートへ
2016年3月28日、サカタのタネの発表によると、生物多様性条約に基づいて、サカタのタネとインドネシア政府の間で、園芸用草花「サンパチェンス」に関する遺伝資源利用を実施することで正式に合意した。これまで、サカタのタネがサンパチェンスから得た収益の一部は、インドネシア政府に還元してきた。
今回の正式合意によって、今後は、インドネシア観賞植物研究所に育種に関する技術的なサポートも実施していく。なお、同研究所が開発した優良品種は、サカタのタネが優先的に商品化する権利が認められている。
サンパチェスは世界中で高い評価を得た園芸草花
サンパチェンスは、インドネシアに自生するツリフネソウ科インパチェンス属だ。それを素材とした育種の研究開発を、15年前ほどからサカタのタネがインドネシア農業研究開発庁と共同で実施してきた。2006年に、サンパチェスは発売を開始し、現在に至るまでおよそ30品種が世界中で栽培されている。耐暑性や開花期間の長さ、生命力の高さから、ガーデニング愛好家や造園業関係者から高い評価を得ており、一般家庭や公共の花壇などで栽培されている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
サカタのタネ プレスリリース
http://www.sakataseed.co.jp/20160328
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