2016-05-04 11:00
社会
パプア州で独立運動のデモ発生 約500人が拘束

オランダからの独立記念日にデモ実施
パプア州の警察は5月2日、同州の州都ジャヤプラでパプア独立運動のデモに参加していた活動家ら約500人を拘束した。なお、デモによるけが人はいないという。1963年5月1日は、パプア地域(パプア州と西パプア州)がオランダから独立した日であるが、同州などでは独立記念日にパプア独立運動のデモ活動が行われていた。
パプア州の警察署員は、
パプア独立運動は、インドネシア統一の概念に反することから、我々は活動家らに、インドネシア統一の概念を十分に理解してもらいたいのだ。(CHANNEL NEWSASIAより)
と力説した。
パプア地域、現在も独立機運が根強い
パプア地域(イリアンジャヤ)は1963年にオランダから完全に独立し、インドネシア政府の統治を受けた。そして、1969年にパプア地域はインドネシアに併合された。しかし、インドネシアのパプア統治においては、インドネシア国軍によるパプア人弾圧も見られたこともあり、現在もパプア地域では独立を目指す動きが根強い。
なお、2014年にジョコ大統領が就任してからは、パプア地域の改善を目的として、たびたび訪問している。インドネシア政府は、服役していた政治活動家らを釈放したほか、同大統領はパプア地域の発展に力を尽くす考えを示している。
外部リンク
CHANNEL NEWSASIA
http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific/hundreds
Jakarta Globe
http://jakartaglobe.beritasatu.com/news/hundreds-arrested
パプア紛争(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/パプア紛争
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