2016-05-12 16:00
社会
インドネシア海軍 タンカーから原油略奪を目論む海賊らを拘束

乗組員は全員無事 海賊らはスラバヤへ移送
インドネシア海軍は5月9日、カリマンタン島南部の沖合付近で、海賊らが21人乗りのタンカー「Hai Soon 12」から原油の略奪を企てていたことから、海賊らが乗るボートを8時間にわたって追跡し、インドネシア国籍の海賊9人を拘束した。タンカーには、中国、ミャンマー、韓国、シンガポールの乗組員が乗船していたが全員無事だった。なお、海賊らはスラバヤへと移送された。
タンカーは、当初シンガポール船籍と発表されたが、その後の調べで南太平洋のクック諸島船籍であることが判明した。
違法操業・海賊行為撲滅のため、取締を強化中
タンカーはシンガポールを出航し、スマトラ島のドゥマイへと向かう予定であったが、スマトラ島とカリマンタン島の中間に位置するカリマタ海峡付近で消息を絶った。海賊らが自動船舶識別装置(AIS)のスイッチを切ったためとみられる。海賊らは、タンカーから200キロリットルの原油を抜き取り、別の船に移し替えようとしていたが、未遂に終わった。
東南アジア近海では海賊行為が横行している。インドネシア政府は違法操業や海賊行為撲滅のため、領海内での取締を強化している。
外部リンク
THE STAR ONLINE
http://www.thestar.com.my/news/regional/2016/05/10/oil-tanker
CHANNEL NEWSASIA
http://www.channelnewsasia.com/news/asiapacific
ANTARA NEWS
http://www.antaranews.com/berita/559832/tni-al-gagalkan
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