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2016-09-23 19:00

社会

日イ親善に期待、J2札幌イルファン選手、母国代表キャンプに招集

サッカー
所属チームが発表
北海道に拠点を置く、サッカーJ2コンサドーレ札幌は、所属選手のイルファン・バフディム選手が、今月21日から27日まで、インドネシアの代表トレーニングキャンプメンバーに選出されたと発表した。

そのためイルファン選手は、26日に札幌ドームで行われる予定の、対FC町田ゼルビア戦は欠場する。

「インドネシアのメッシ」
イルファン選手は、1988年生まれの28歳。14年にタイ・プレミアリーグからJリーグのヴァンフォーレ甲府に移籍し、インドネシア人初のJリーガーとなった。コンサドーレ札幌には昨年から加入。俊足を活かしたプレーが持ち味で、来季も同チームに残留する予定だ。

また、母国では「インドネシアのメッシ」と呼ばれ、圧倒的な人気を誇る。ツイッターのフォロワー数は現在490万人に迫るほど。今月6日に同国で行われたマレーシアとの国際親善試合で、イルファン選手は先発出場。チームの中心的役割を期待される選手となった。

日イ親善への貢献にも期待
コンサドーレ札幌は同国でのイルファン選手の人気と知名度に注目。東南アジアから北海道への観光・サッカー観戦や、ネットでのチームグッズの販売などを視野に入れる。

東南アジアでは、これまでほぼ富裕層に限られていた海外旅行が、経済発展によって生まれた中間層にとっても一般的になりつつある。昨年の東南アジアからの訪日客数は全体の約10%、200万人を超えた。そのうちインドネシアからの訪日客数は、約20万5000人。前年比29.2%増となった。

イルファン選手が、日本のJリーグはもちろん、同国代表チームでも活躍を見せれば、両国のファンがお互いの国に関心を寄せる大きなきっかけとなるだろう。


外部リンク

北海道コンサドーレ札幌 プレスリリース
http://www.consadole-sapporo.jp/

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