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2016-11-09 00:00

政治

ジョコ大統領、ジャカルタでの暴動を受け外遊を中止

ジョコ大統領外遊中止
オーストラリア訪問を中止
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は5日、ジャカルタ特別州知事に対する抗議デモに端を発する暴動が4日に発生したことを受け、オーストラリアへの外遊を中止した。

インドネシア外務省によると、ジョコ大統領のオーストラリア訪問は11月6日(日)から8日(火)の日程で予定されていたが、
現在の状況により、大統領がインドネシアに留まる必要があるため(ABC Newsより)

改めてスケジュールを調整することになったとしている。

平和的なデモから一転
デモはジャカルタ特別州知事のバスキ・プルナマ氏がイスラム教の聖典コーランを冒涜したとして、ジャカルタ中心部で行われ、多くのイスラム教徒が参加した。

デモは概ね平和的に進行したが、夜になって一部が車に火を放つなど暴徒化。大統領官邸付近では、デモ参加者が警察官に対し投石するなどしたため、治安部隊が催涙弾や放水で応戦した。

警察は、暴動を扇動した疑いで、これまでに10人を拘束している。

高齢の男性1人が死亡
インドネシア警察の発表によると、この暴動で、高齢の男性が催涙ガスに曝された後、ぜんそくの発作により死亡した。その他、約160人のデモ参加者が催涙弾により負傷し、この内4人が入院。また、警察と軍にも90人以上の負傷者が出ており、この内8人が重傷とされている。


外部リンク

ABC News
http://abcnews.go.com/

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