インドネシアニュース

バリ島の伝統画アーティストであるイ・マデ・グリヤワン氏の個展「語りかける絵～Awakening the soul～」が、11月23日から28日までの6日間、表参道ヒルズ同潤館2階「ギャラリー同潤会」で開催される。

グリヤワン氏も初来日し、展覧会の期間中は会場にてデモンストレーションを行う他、来場者と直接話をしながらバリの伝統画とその文化について紹介する予定。

同展覧会を企画・運営するのは、バリ島のアート作品を紹介・販売し、広告PR活動事業も手がける「Sebiji Art」。

Sebiji Artは、今回の展覧会を開催するにあたり、その必要資金の一部調達をクラウドファンディングで行った。今年5月30日から7月14日までの45日間で、目標額を超える支援があったということだ。

イスラム教徒が大多数を占めるインドネシアで、バリ島では約9割の住民がヒンドゥー教を信仰している。

近年は、外国人アーティストの影響により、バリ島のアートシーンは変容しているが、伝統的な絵画にはヒンドゥー教の信仰に基づく哲学と文化がその根底にある。

グリヤワン氏の作品の、その独特な造形の描き方や、画面全体に漂う不吉な予感ともいうべき不思議な静けさは、他のアート作品では見られないオリジナリティを獲得している。

バリの伝統画を日本で鑑賞できる機会などそうあるものではない。短い期間の開催だが意義のある展覧会となるだろう。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

ギャラリー同潤会　グリヤワン氏個展紹介ページ
http://galleryd.exblog.jp/24744147/

Sebiji Art　プレスリリース
https://www.value-press.com/pressrelease/172084