2015-04-09 16:00
経済
パーム油輸出課税額増加へ 増額分はバイオ燃料補助金へ

バイオ燃料の国内消費を促す狙い
インドネシア政府は、今月にもパーム油の輸出関税を高めることを明らかにした。パーム油の国内消費を促す狙いがあるとみられる。パーム油の市場価格が1トンあたり750ドルを超えた場合、粗パーム油に1トンあたり50ドルを課税、また、パーム油の精製品は1トンあたり30ドルが課税される。なお、税収の増加分は、バイオディーゼル燃料の国内消費を促すための補助金として使われる。
世界最大のパーム油産出国
インドネシアのパーム油産出量は世界で最も多く、同国における2013年のパーム油生産量は約2700万トンである。パーム油は、アメやインスタント麺など食品の原料としても利用されるほか、燃料としても利用されている。二酸化炭素排出量削減の効果もあることから、同国ではバイオ燃料の利用を促している。先月までは、軽油に対して10%のバイオディーゼル燃料を混合していたが、今月からは15%としており、混合比率を高めている。
インドネシア商業省の Rachmat Gobel氏は、
2015年は、国内で消費される1000万トンのパーム油のうち、約半分がバイオディーゼル燃料として使用されるであろう。(Bloombergより)
と、パーム油の国内消費がさらに伸びると予測している。
外部リンク
Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-04-06/palm
THE STRAITS TIMES
http://www.straitstimes.com/news/business/more-business
GLOBAL NOTE 世界のパーム油生産量
http://www.globalnote.jp/post-5733.html
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