2015-06-21 12:00
社会
18日にラマダン入り 全国各地で前夜に礼拝

ラマダン前夜 ムスリムはモスクで礼拝
6月18日よりラマダン(断食月)に入っている。インドネシア宗教省は16日、月の観測結果をもとにイスラム団体と天文学の専門家と協議を行った結果、18日がヒジュラ歴1436年のラマダン入りであると発表した。イスラムの暦である「ヒジュラ暦」は太陰暦であることから、月を観測した上で、ラマダン入りが判断される。ラマダン入り前の17日夜には、前夜の礼拝であるタラウェが行われた。中央ジャカルタのイスティクラル・モスクではジョコ大統領やルクマン・ハキム宗教相らが礼拝したほか、インドネシア全国各地においてムスリム(イスラム教徒)はモスクで礼拝した。
飢えを体験することで、食べ物のありがたみに感謝する
ラマダンとはイスラム月の9月を指し、インドネシアを含む世界のムスリムが断食を行う期間である。太陰暦に基づいているため、その年によってラマダンの開始日は異なり、今年は6月18日から7月16日までとなる。ラマダンは、飢えを体験することで食べ物のありがたさを実感し、感謝することに意義がある。
なお、断食は一日中行っているのではなく、日の出から日没までが断食の時間帯で、日没から日の出までの時間帯は食事をとることが可能である。また、旅行者、乳幼児、病人などは断食を免除される。
ただし、日本人がラマダン期間中にインドネシアを訪れる際は、ムスリムの前では飲食や喫煙を控えることが礼儀である。もし、飲食する場合は一言断りを入れる配慮が必要だ。
外部リンク
ANTARA NEWS
http://www.antaranews.com/berita/502034/presiden
Tribun Network
http://aceh.tribunnews.com/2015/06/17/foto-tarawih-malam
ラマダーン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラマダーン
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