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2015-07-12 12:00

統計・データ

【JOGMEC】インドネシアは国内供給最優先で輸出管理を強化の方向。不安要素は外国投資家離れ

平成26年度石炭開発部成果報告会
定例「平成26年度石炭開発部成果報告会」を開催
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、7月7日、本部において、「平成26年度石炭開発部成果報告会」を開催した。

報告会の中で、インドネシアに関して、新鉱業法施行後の石炭資源に係る各種規制の最新動向と今後の見通し、石炭資源開発状況の調査結果が報告された。

JOGMECは、インドネシアにおける石炭の輸出量は、中国の需要が低迷していることから短期的には減少するものの、歳入および輸出入のバランスを考慮すると大幅に減らすことは難しいと予測している。

また、政府の主な政策として、国内供給を最優先とし輸出管理を強化、選炭・石炭の改質、鉱山開発などを推進しているが、外貨規制による外国投資家離れが懸念されると分析している。

しかしながら、115億トンの高品位炭および豊富な未開発資源は魅力的であるとして、高品位炭の増産および輸出拡大に向けた、炭鉱開発などインフラ整備の必要性を訴えた。

中国の石炭輸入が減少に転じる一方で、インドの石炭輸入は大幅に増加 ロシアからアジアへ向けて輸出拡大!?
この報告会は、JOGMECが調査・収集および分析した、主要産炭国および主要消費国の石炭・石油資源に関する最新の情報を、民間企業などへ向けて提供するもの。

今回は、経済産業省資源エネルギー庁、カナダ大使館、クィーンズランド州政府などの各国政府機関や石炭事業関係者など、総勢約170名が参加した。

調査テーマは、最新の石炭事業動向を踏まえた業界のニーズに基づいており、平成26年3月に3件を報告済みだ。

今回の報告会では、2014年度の世界の石炭事情調査として、中国の石炭輸入が減少に転じる一方で、インドの石炭輸入は大幅に増加している傾向にあることなど、合計7件が報告された。

特に、石炭開発の促進および輸送インフラの拡張などによりロシアからアジアへの輸出が増加している件に関しては、会場から多くの質問がなされ、活発な意見交換が行われた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JOGMEC ニュースリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_
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